2026年3月25日水曜日

レトロなノートPCのハードディスクが壊れたか

前回からの続きです。

レトロなノートPCが起動しない原因は色々あると思いますが、画面が死んでいないとなると、次はハードディスクが物理的に壊れているか、OSがぶっ壊れている可能性が考えられます。

OSがぶっ壊れている場合はクリーンインストールをすれば、またPCが使えるようになります。ただし、ドライブを初期化してOSを入れるわけですから、マイドキュメントやダウンロードファイル等、今まで作ったり集めてきたデータも全部消えてなくなります。

Windowsの上書き再インストールを試してみてもいいかもしれません。ただ、深い所に原因があった場合、上書きしたところで元凶の部分が書き換わるとは限りません。windows95はいとも簡単にぶっ壊れます。あちこち弄ると泥沼化します。レジストリを破壊すると詰みます。それならばサクッとクリーンインストールした方がいいじゃないですか。その前に大事なデータはバックアップを取っておきましょう。

『PCが起動できないのにどうやってデータのバックアップを取るんだい?』

そうなんです。壊れたかもしれないハードディスクと普段使いのPCを、SATA/IDE USB変換ケーブルとかSATA/IDE USB変換アダプタと呼ばれる小さな機械をつないで、windows10のエクスプローラから操作するのです。(未だにwindows10を使っていてごめんなさい)

私は、サンワサプライのUSB-CVIDE6(IDE/SATA→USB3.0変換ケーブル)を持っています。Libretto50のハードディスクはIDE2.5インチドライブです。windows2000を使っていた頃のデスクトップPC用のIDE3.5インチドライブや、XP時代のSATAドライブもあるので、この製品を選びました。外箱にはwindows8.1/8/7/vista/xpと書いてあるけれど、10でも使えています。ドライバも不要です。

IDE2.5インチドライブをアダプタに挿すとき、場所とか向きに悩むかもしれませんが、裏返して見た時、赤く囲った所のようになっていれば大丈夫です。

この黒く四角いアダプタに付属品のACアダプタとUSBケーブルを挿します(まだPCには挿しません)。ACアダプタをコンセントに挿して、四角いアダプタの側面の電源スイッチを入れます。通電してLEDが青く光り、ハードディスクのモーターが回り始める音がします。そのままUSBケーブルをPCに挿してください。

エクスプローラでPCの中を開きます。ローカル ディスクが追加されていて(例えば(E:)とか)、中身が見えたらバンザイ。大事なデータをこちらのPCのドライブ(例えば(C:)とか)にコピーしておきましょう。

ドライブが見えなかった場合、モーター音がするか手を当てて振動を確かめてみてください。とあるタイミングでカツンとヘッドが動いてヒューンと回転が止まる場合や、ずっと回っているけれど全くカツカツいわない場合、あるいはずーっとカツカツいってやむ気配がない場合は壊れている確率が高いです。

👀エクスプローラで見えないならCrystalDiskInfoで見てみる

これはハードディスクやSSDの健康状態をチェックするアプリです。持っていると心強い。PCを買ったら真っ先に入れたいアプリの1つだと思っています。ダウンロードするなら窓の杜が一番わかりやすいです。

壊れたかもしれないSATAドライブを先ほどのIDE/SATA→USB変換ケーブルで繋げた状態で、CrystalDiskInfoを起動してみると…。

かろうじてドライブの基盤は生きていた。しかしHDD内のデータを記録する領域が物理的に壊れ(大量のセクタ死亡)、復活は絶望的ということです。チーン。

もう1台壊れかけのIDE3.5インチドライブがあるので繋いて見てみようとしたら、CrystalDiskInfoに出てきません。どうやら私の持っているUSB-CVIDE6では、IDEドライブのS.M.A.R.T.(健康情報)の転送には対応していないっぽい。他のメーカーのお高い品ならいけるのかしら?どうしてもセクタ数とか見ないと気が済まないという場合は、最後の手段としてマザーボードにドライブを繋げるという方法があります。それができるなら、そもそもUSB変換ケーブルを買う必要はありませんね。

今回、Libretto50のハードディスクは生きていましたが、MaxtorのIDE3.5インチとSeagateのSATAドライブが壊れていました。数年前に見た時は大丈夫だったんですが…油断して中身のバックアップを取っていませんでした!ただ置いておいただけでも痛む。これからはちゃんとバックアップをとっておきます!!

😟つまづきそうなポイント

  • IDE3.5インチドライブがエクスプローラで認識されない → ジャンパピンがMasterになっているなら抜いてみる。

2026年3月22日日曜日

レトロなノートPCの画面が映らなくなったら

今、家にLibrettoシリーズが3台ありますが、うち2台はもう画面が映りません。1台は落っことして画面が割れてしまって、もう1台は気付いたら映らなくなっていました。部品の劣化でしょうね。1990年代の製品ですから仕方ない。そんな時は『断捨離じゃー!』とすぐ捨ててしまわずに、ひとまずハードディスクが生きているかどうかを確かめます。

デスクトップPC用のモニターがあるので、VGAケーブル(D-sub15ピン オス-オス)を繋いで外部ディスプレイとして使っていきます。

大抵のノートPCは外部ディスプレイ出力端子を持っているので普通に挿せばいいんですが、このLibretto50は付属のI/Oアダプターを付けるとVGAケーブルを挿せるようになります。もし中古でLibrettoを買おうと思っている人がいたら、本体と一緒にI/Oアダプターかポートリプリケータを一緒に買う事をお勧めします。画面が死んだ時に詰んでしまわないように。

それでは、Librettoの電源を入れます。次に、FnキーとF5キーを同時に押します。モニターに反応がなかったら、何度かそのまま押していくとそのうち映るようになるでしょう。東芝製品はFn+F5らしいです。他はわかりませんが多分Fn+何かのファンクションキーじゃないでしょうか。

😟つまづきそうなポイント

  • いくらFn+F5を押し続けても何か映る気配がしない → ハードディスクがないかも。
  • モニターの左上に数値がクルクル出て止まったまま → ハードディスクがしっかり奥までささってないかも。
  • 何も表示されないしハードディスクから変な音がしてる → ハードディスクがしっかりささってるか見た方がいい。Librettoは案外緩い。
  • 絶対にしっかりささってる。何かがおかしい → 今日は作業をやめましょう。別の方法でハードディスクの中を見ます。
  • F1キーを押せといってくる → F1キーを押してBIOSのセットアップ画面を出しましょう。すかさずESCキーを押してYキー(exit without savingの意味)を押せば取り合えず先に進めます。

Windowsが無事起動したら、次回起動時にはもうFn∔F5は必要ありません。外部モニターと一緒にノートPCを使っていきましょう。

『いや、もうこのノートPCを使うのはやめにしたい。中のハードディスクをimg(イメージ)化して、デスクトップPCの世界で仮想マシンとして使うのだ!』という場合は、ついでに以下のポイントをチェックしておくと後々役に立つかもしれません。私なら、仮想マシンは86Boxで構築しようと思います。

👀Windowsで見ておくポイント

  • マイコンピュータを右クリックし、プロパティ(R)を選ぶ。下の写真の青で囲った部分が、どんな仮想マシンにするか選ぶ時に基準となる情報です。
  • 赤い線のところは、windows95に限定されますが、プロダクトキーになります。windows95の取説を捨ててしまった場合でも、この番号を控えておけば再インストール時には困りません。『windows98はどうなるんだ。windowsインストール済みの中古PCを買ったぞ』と言う場合はレジストリキーの以下のツリーの部分を見てください。バッチリ書いてあります。

    レジストリキーの出し方は、スタートメニューをクリック→ファイル名を指定して実行(R)を選ぶ→regeditと入力。レジストリエディタが起動します。決して何か入力したり削除しないで目的の場所を見てみてください。やばいと思ったらキャンセルや×(クローズボタン)で乗り切ってください。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE
     └ Software
        └ Microsoft
           └ Windows
              └ CurrentVersion
                 └ ProductKey  ←CurrentVersionをクリックすると右の欄に出てくる
                           ProductKeyの値 xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxxです
    

    値をメモしたら、×でレジストリエディタのウィンドウをクローズしましょう。

  • 余裕があったら、システムのプロパティ画面のデバイスマネージャのタブをクリックして、どんなドライバが必要になりそうか見ておきます。
  • 残念ながらLibrettoと同じ仮想マシンのプリセットは用意されていないので、なじみのないマシンを選ぶことになるでしょう。その際、Libretto用のデバイスドライバは邪魔になるのです。この写真の場合だと、PCMCIAソケットと、ディスプレイアダプタとサウンドドライバとフロッピーディスクコントローラ、隠れたところにあるモデム、赤外線が考えられます。

    でも、何が要らないか厳密にわからなくても大丈夫です。仮想マシンを構築していって、やがてデバイスマネージャが黄色い!(ビックリマーク)だらけになった時に、過去の遺物のせいで問題が起きているんだな~ということがわかりますから。

  • 一応、ハードディスクの容量も見ておきましょうか。マイコンピュータのウィンドウかエクスプローラで、ハードディスクドライブアイコン(C:)を右クリックし、プロパティ(R)を選びます。
  • ここから見て取れるのは、windows95BだからFAT32に対応してるのだけれど、このハードディスクはFAT16でフォーマットしたということですね(FATと表記でも実際にはFAT16)。容量は少ないからあまりメリットはないかもしれないけれど、FAT32化にチャレンジしてみたくなる…。
    というわけで、仮想マシン構築についてはまたの機会に。