2026年4月19日日曜日

レトロなPCのハードディスクをバックアップする

つい最近、Libretto用の外付けフロッピードライブが壊れてしまい、フロッピーディスクが必要なアプリが使えなくなってしまいました。これは痛い。未だにフロッピーを使っている人も極稀にはいるのです。

もう使えないなら、いっそLibrettoに入っているハードディスクをまるごとイメージ化して、VirtualBox86Boxの仮想マシンとして第2の人生を歩ませてあげましょうか。

というわけで、今回はハードディスクをイメージ化(.img)してバックアップを作るの巻です。

📝必要なもの

  • Windows10以上のPCで、ハードディスクドライブの容量が余裕であるもの。
  • SATA/IDE USB変換ケーブルとかSATA/IDE USB変換アダプタとよばれるもの。
  • HDD Raw Copy ToolHDDGURU.COMから新しいバージョンをダウンロードする)

今使っているWindows10のPCにバックアップを作るので、バックアップするハードディスクの容量以上の空き容量が必要です。VirtualBoxで使いたい場合は、更にvdi形式に変換しなくてはならないので、2倍の空き容量が必要です。

『VirtualBoxとかで使うなら、Disk2vhdなどで.vhd形式に変換した方が早いんじゃね?』

そうなのですが、Disk2vhdで、”Error during copy:デバイスで重大なハードウェアエラーが発生したため、要求が失敗しました。”というメッセージが出て上手くいかなかったSATAドライブ(健康状態を見た時、結構危ない感じがした)が、HDD Raw Copy Toolを試したら.img化が成功したのです。それを更にvboxmanageコマンドで.vdi形式に変換したらVirturalBoxで動作したので、保険のつもりで一度.img形式で変換します。

SATA/IDE USB変換ケーブルとかSATA/IDE USB変換アダプタと呼ばれるものは、バックアップしたいハードディスクドライブと、今作業しているPCをUSBケーブルなどで繋ぐものです。前々回の記事(レトロなノートPCのハードディスクが壊れたか)を参照してください。

ハードディスクドライブをPCに接続したら、エクスプローラで何ドライブになっているかを確認します。私の場合はEドライブでした。

HDD Raw Copy Toolをインストールして起動したあとは、Source(ドライブ選択)→Target(変換後の名前決め)→Run(変換実行)と言う流れになります。

それでは、Libretto50に入っているToshiba製IDE2.5インチドライブMK0803MAT(815MB)を変換してみます。

  1. Sourceでは、Physical driveタブがアクティブになっている状態で、下の図の①の指す▼部分をクリックします。すると、現在PCに接続しているドライブの一覧がプルダウンで出てきます。USB接続したドライブは大抵一番下にあります。本当はToshiba製ドライブなのだけれど、USB接続しているのでSANWA USB-CVIDE6というアダプタの製品名になっています。


  2. エクスプローラでEドライブだと確認しておいたので、一番下のVolume:Eを選びます。815MBのドライブなのに777.7MBになっているのは壊れかけているからとかではありません。

  3. Targetでは、Browseボタンをクリックします。(Browseボタンが見あたらなかったら、Targetをクリックしてください。Raw imageタブがアクティブになっているでしょうか?)


  4. 「名前をつけて保存」ダイアログボックスが現れます。ファイルの種類(T):がimgcv2 image(*.imgcv2)ではいけません。*.imgに変えたいのでクリックします。

  5. ここもプルダウンリストです。Raw image(*.img)を選んだら、あとはバックアップを保存するフォルダ決め、ファイル名(N):に名前を入力します。私はLibretto50と付けました。

  6. Runでは、特にHashesとかMD5とかチェックを入れることなく、その下のSource:とTarget:のパス名に間違いがないことを確認します。(修正する場合は、SourceとかTargetのマスをクリックしてください。今操作しているマス以外は詳細が隠されるので)
    間違いなければStart Copyボタンをクリックしましょう。変換が始まります。


  7. 一番下の緑色のプログレスバーがジワジワと右まで伸びきったら終わりです。容量少な目のわりに結構な時間待ちました。真ん中のログを見てみると、Error:Bad Blockがいくつかあって心配しましたが、無事Copy Completeしました。しかもCopied 777.7MB of 777.MBですので、きちんとバックアップが取れたようです。 これなら86Boxで普通に起動できるかも。
    Exitボタンをクリックするとアプリが終了します。


    👀ちなみに、バックアップしたものを更にバックアップする場合、つまりバックアップのコピーを作る場合、Sourceでは、Raw imageタブをアクティブにして、imgファイルを選択します。Target以降は今までと同じ方法です。変換はすぐ終わります。

❗バックアップを成功させるコツ

  • HDD Raw Copy Toolを起動する時は、アイコン上で右クリック→管理者として実行(A)を選ぶ。
  • 変換中は他のアプリを動かさない。

💻さらにimg→vdi(VirtualBox用に)変換する場合は

  1. コマンドプロンプトを実行します。

  2. VirtualBoxのあるフォルダに移動します。
    例)cd C:¥Program Files¥Oracle¥VirtualBox

    👀コマンドプロンプトでパスを打つのが面倒な場合は、エクスプローラでVirtualBoxのフォルダを開いて、パス(下図の赤矢印部分)をクリックし


    cmdと入力してリターンキーを押します。


    すると、カレントフォルダがC:¥Program Files¥Oracle¥VirtualBoxになっているコマンドプロンプトウィンドウが開きます。

  3. VBoxManageコマンドを使って次のように入力します。
    例)VBoxManage convertfromraw  変換前のimgパス  変換後のvdiパス  --format VDI


    vboxmanageコマンドを2回実行しているのはLibretto50用のドライブ2台分を変換したからです。無事、D:¥aaaフォルダにLibretto50.vdiとLibretto50_2.vdiができました。
    VirtualBoxで使ってみることにします。

2026年4月1日水曜日

レトロなPCに入っているハードディスクは健康か

 Libretto50と70に入っているIDE2.5インチドライブの中身はエクスプローラで見ることができましたが、ディスク読み込み時のカタカタ音がちょーっと怪しい感じがしたので、CrystalDiskInfoで健康状態を見てみました。

でも残念。USB-CVIDE6(IDE/SATA→USB3.0変換ケーブル)で繋いだIDEドライブはS.M.A.R.T.(健康情報)が見れません。IDE2.5インチドライブはまるでなかったかのように何も表示されなかったし、昔のデスクトップPCに入っていたIDE3.5インチドライブは、『健康状態不明』と表示されてしまいました。

古いドライブをどうしても見たい場合は、USB接続ではなく、PCのマザーボードのIDEドライブコネクタに繋げば見れるとかなんとか。しかし、今使っているPCのマザーボードにはSATAコネクタしかない。

『IDEドライブをSATAに変換するアダプタがあれば、ひょっとしていけるんじゃない?』と思って探したらありました。変換名人IDE-SATAZD444pinIDE HDD→SATA M/B専用)と変換名人IDE-SATAIMD40pinIDE HDD→SATA M/B,SATA HDD→40pinIDE M/B )です。ダメもとでamazonでポチりました。

これは、IDE2.5インチドライブ用の変換名人IDE-SATAZD4です。SATAケーブルは付いてきません。変換名人IDE-SATAIMDの付属品を利用しました。

間違った向きを防止する為の凸ツメがついていないので、よく見て挿さないといけません。上の赤枠のようになっていれば大丈夫です。

これは、IDE3.5インチドライブ用の変換名人IDE-SATAIMDです。SATAケーブルと電源変換ケーブル(ペリフェラル4ピン・オス - FDDメス)が付いてきます。4ピンが固定されていなくてグラグラ動くから非常に挿しづらい。不良品なのか?!

SATAドライブをPCのマザーボードのIDEコネクタにも挿せるらしいけど、今回は上の赤丸部分、SATA to IDE HDDとプリントされたコネクタにSATAケーブルを挿します。

❗追加で買わないといけないもの

IDE-SATAIMDの電源変換ケーブルはアダプタの為のものです。ペリフェラル4ピン・オスコネクタなので、PCの電源のケーブル束の中にメスコネクタがあればいいのですが、なければ買わないといけませんね。

絶対に必要なのはIDE3.5インチドライブ用の電源ケーブルです。これがないと決してディスクは回りません。片側がペリフェラル4ピン・メスコネクタになってるものですね。

今使っているPC(win10/64bit)は、空きSATAコネクタが1個と余ってるSATA電源15ピン・メスコネクタが1個のみ。この場合、追加で買わないといけないものは、SATA電源15ピン・オス - ペリフェラル4ピン・メス(×2)です。メスが二股になってるやつです。

たまに使っているPC(win7/32bit)にペリフェラル4ピン・メスコネクタがあったので、最初はSATA電源15ピン・オス - ペリフェラル4ピン・メスだけ買ったのですが、やっぱりいつも使っているPCで作業しようと思い、追加でペリフェラル4ピン・オス - ペリフェラル4ピン・メス(×2)を買いました。だから上の写真ではややこしい接続になっています。

こちらはIDE2.5インチドライブです。SATAケーブルだけだからすっきり楽チンです。

さて、PCの電源を入れてみます。IDEドライブに深刻な問題があれば警告メッセージが出たり、chkdskを始めたりします。以前からカチカチ音が止まらないHitachiの3.5インチドライブはこうなりました。                                                                 

しかもテストを続行したら、カチカチいいながら途中でフリーズしてしまいました。仕方ないので強制終了しましたが完全に逝ったっぽいです。ドライブが認識されません😭

❗CrystalDiskInfoで設定しておいたらいいかもしれないところ

メニューバーから機能(U)上級者向け機能(F)アドバンスドディスクサーチ(A)にチェックを入れておきます。

これでCrystalDiskInfoを実行すると、ほとんどのIDEドライブでS.M.A.R.T.情報を見ることができました。見れなかったのはToshiba製のIDE2.5インチドライブだけです。容量が少ないドライブだからかな?!

↑Libretto50に入っていたIDE2.5インチドライブ。ATA-何ver?

↑Libretto70に入っていたIDE2.5インチドライブ。なぜかIBM製。

↑Dynabookに入っていたIDE2.5インチドライブ。

健康状態が不明なドライブは、CrystalDiskInfoのメニューバーから機能(U)”ディスクの管理”を開く(D)で、(E):(上記のMK0803MATの場合)が現れていれば、もう良しとしましょうか。

今持っているIDEドライブを片っ端から変換名人を使ってマザーボードにSATA接続してみたわけですが、なんと9台中1台だけが『健康状態正常』でした。3台は不明。2台は確実に壊れていたし、1台は瀕死。他全て代替処理済のセクタ数が黄色信号です。外見は全く綺麗なのに…。それにしても早急にバックアップすべきドライブが分かって良かった。いつか、ハードディスク付きの中古PCを買うようなことがあったら、これでチェックしようと思います。

😟つまづきそうなポイント

  • PCを起動したら『ハードディスクエラー』が出た → コネクタ間の接続が甘い箇所があるかも。
  • CrystalDiskInfoがなかなか起動しない → 3.5インチドライブならジャンパピンがMasterになっているか見る。